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コラム

サブリース解約の流れとは?サブリース解約にもリスクがあります!

サブリースを解約すると、建物の管理を自分でできるため自分で入居者を選べたり、サブリース会社が受け取っていた分の家賃収入を得られることで収入が上がったりします。
そこで今回は、サブリース契約に不安がある方に、サブリース解約の流れについてとサブリース解約にはどんなリスクがあるのかについて解説します。

□サブリース解約の流れ

サブリースを解約するまでの流れは、5段階に分けられます。

1.契約書内の解約についての条項を確かめる
契約書に記載されている契約の満期、解約の予告期間、違約金の規定などを確かめましょう。
これらの情報は、解約通知書の作成時や解約の交渉をする時に必要です。

2.サブリース会社に解約したいことを伝える
解約に向けて、サブリース会社と電話やメールで解約についての打ち合わせをし、解約通知書を送ります。
この際、サブリース会社との食い違いを防ぐため、サブリース会社とのやりとりの履歴を残すことが大切です。

3.サブリースを解約する
サブリース会社が解約に合意した場合は、解約の合意書を作成します。
違約金が発生する場合は、期日内に振り込みましょう。

解約が合意されなければサブリース会社と交渉します。
解約をサブリース会社が合意しなかった時は、弁護士に相談し、契約解除の交渉をしてもらってください。

4.管理する人を決める
自分で管理するのか、違う会社に管理を任せるのかを決めます。

5.入居者と合意書を締結する
入居者がいる場合は、サブリース会社と同じ条件で入居者と賃貸契約を結びます。
この際、家賃の振込先や連絡先を伝えるのを忘れないでください。

□サブリース解約時の注意点

サブリース解約をする際には、3つのことに気を付けましょう。

*違約金や立退料が発生する

サブリース契約において、サブリース解約時に、賃料の数カ月分に相当する違約金を払うことが設定されていることがあります。
また、サブリースの解約において正当な理由が認められない場合やサブリース会社が解約に応じない場合には、違約金に加えて立退料も支払う必要があるかもしれません。

*修繕費用を負担する

サブリース中は、サブリース会社が建物の修繕や掃除などのメンテナンスをしてくれます。
しかし、サブリースを解約してから管理が不十分だったことに気づいた場合、オーナーが修繕費用を負担する必要があります。

*家賃収入が低下する

サブリースでは、入居率に関係なく一定の家賃収入が確保されるため、入居率が低い場合でも安定した収入を得られます。
しかし、サブリース解約した後は入居者がいなければ、オーナーは家賃収入を得られません。
家賃の価格を下げると入居者は早く決まりやすいですが、その分家賃収入は下がってしまいます。

□まとめ

契約書に記載されている契約の満期、解約の予告期間、違約金の規定などを確かめてから、サブリース会社に解約したい旨を伝えましょう。
また、サブリース解約をすると違約金や立退料が発生したり、サブリース中よりも家賃収入が得られなくなったりすることに注意してください。