実家売却の手順を解説！相続登記から決済・引渡しまでわかりやすく説明！
実家を相続したばかりで、これから売却を考えているけど、手続きが複雑で不安を抱えているあなたへ。
このページでは、実家売却の手順を7つのステップに分け、それぞれのステップで注意すべき点や、スムーズに進めるための具体的な方法を解説します。
この記事を読めば、安心して実家売却を進めることができるでしょう。
□実家売却の手順7ステップ
相続した実家を売却する手順は、大きく7つのステップに分けられます。
事前にこれらの進め方を確認しておけば、手続きがスムーズに進むでしょう。
1:実家の相続登記を行う
相続登記とは、亡くなった人（被相続人）が持っていた不動産を自分（相続人）に名義を移すことです。
登記は任意とされていますが、所有権移転登記によって自分が不動産を所有していることを明らかにできるので、不動産をめぐるトラブル回避のためにもやっておきましょう。
2024年4月1日から相続登記は義務化されます。
義務化された後、相続があったことを知ってから3年以内に相続登記をしないと罰則を受けてしまいます。
これは、義務化前に相続を受けた人も同様です。
2:不動産会社に査定を依頼する
まずは、物件がどのくらいの売却価格になるかを査定してもらいます。
自分でもあらかじめ相場を調べておけば、不動産会社が出した査定が適正かどうかがチェックできます。
3:不動産会社と媒介契約を結ぶ
査定が終わったら不動産会社と媒介契約を結び、売却の実務をお任せしましょう。
契約内容には不動産会社への報酬などについての取り決めがあるため、しっかりと読み込んでおくことが重要です。
媒介契約には3種類の契約方式があるので、それぞれの内容の違いを理解しておくことが大切です。
依頼する媒介契約によって早期売却できるかどうかが変わります。
4:売却活動を始める
不動産会社は、媒介契約に基づいて、物件の販売活動を行います。
物件情報をインターネットや不動産情報誌などに掲載し、買い主を探します。
5:内覧対応
買い主が見つかったら、内覧対応を行います。
内覧は、買い主が物件を実際に見て、購入を検討する機会です。
6:買主と売買契約を結ぶ
内覧後、買い主が購入を希望した場合、売買契約を結びます。
売買契約では、売却価格や引き渡し時期、代金支払い方法などを決定します。
7:決済・引渡しを実施する
売買契約が締結されると、残金決済と物件の引き渡しを行います。
残金決済では、買い主が売却代金を支払い、売主は物件の所有権を買い主に移します。
□実家売却で後悔しないためのポイント
大切な実家を売却する際に、後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
1:相続から3年以内の売却が有利
実家を相続した場合は、相続から3年以内に売却することをおすすめします。
なぜなら、相続から3年以内に売却した場合、譲渡所得税が安くなる「取得費加算の特例」が適用されるからです。
この特例によって、数百万円の節税になるケースもあります。
2:維持費の削減
空き家になった実家は、固定資産税や修繕費などの維持費がかかります。
相続から3年以内に売却することで、これらの維持費を削減することができます。
3:高く売れやすい
不動産の価格は、築年数や立地条件によって変動します。
築年数が経過するにつれて、不動産の価値は下がる傾向にあります。
そのため、相続後、できるだけ早く売却した方が、高く売れる可能性が高くなります。
□まとめ
この記事では、実家売却の手順を7つのステップに分け、それぞれのステップで注意すべき点や、スムーズに進めるための具体的な方法を解説しました。
また、実家売却で後悔しないためのポイントとして、相続から3年以内の売却が有利であること、維持費の削減、高く売れる可能性があることを説明しました。
これらの情報を参考に、安心して実家売却を進めてください。
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